坂戸展

坂戸展 アートギャラリー月桂樹

概況

 CAF.Nのメンバーの地方展は滋賀県(びわこ展)や熊本県(熊本展)石川県(金沢展)その他秩父市など様々ところで実施され、また海外展などでも大々的に行われている中、小企画としてCAF.Nに参加している作家の作品を小都市で発表することも活動の1つにあげられます。これも文化普及の一環として地方の方々に身近に美術作品を観賞してもらうことを目的として今回で2回目となる埼玉県南西部に位置する東武東上線沿線の坂戸市、アートギャラリー月桂樹で行われました。
 今回の出品作家の人数は23名で約1m四方以内程度の平面作品、立体作品、レリーフ作品などで各々1作品を展示し、小品も各作家1点出品展示しました。このギャラリーは地元で愛され気楽にどのような方も観賞できるスペースで2階も使用できる割に広いギャラリーでもあります。スタッフも気さくな方々で、作家達が不在の際も来廊して下さった方々に1人1人対応していただき助けられた状況もありました。来廊者は約230名で通常の展覧会よりも幾分多い数であったとのことです。来廊者の感想としては、完成度の高い作品を身近(坂戸市)にみることができてよかった。色々な作品があるので美術の視野が広がり面白かったなど。肯定的な意見が多かったということです。またギャラリー側としてはCAF.Nの会員の作品でまた新たな客層が広がった。など企画されて手応えを感じ、CAF.Nの作家の方々とさらに親交が深められて感謝しているということも伝えられました。また小品も何点か売れて一般家庭にCAF.Nのアートが浸透していったようです。
 大きな街や都市の美術館でのCAF.N展が開催されることもとても大きな意義はありますが、小さな都市でCAF.Nの作品を見慣れていない方々に提供出来たことは美術を通して自由な発想の展開のささやかな糸口にもなり得たのではないかとも思います。
 CAF.Nの出品作家も日々精進して作品に挑んでいますが今回も面白い作品を各々提供出来たのではな いかとも感じました。そのようなことも含めて今回の坂戸展も無事終えることができました。

(五嶋 稔)



記録

  • 名称=2024CAF.N坂戸展
  • 会期=2024年5月21日(火)~6月1日(土)
  • 会場= アートギャラリー月桂樹(埼玉県坂戸市)
  • 参加者=23名


アートギャラリー月桂樹で記念撮影