現代美術展 2016 CAFネビュラ びわこ展

びわこ展 2016 CAFネビュラ

記録

■ 名称=2016 CAF.N びわこ展
■ 会期=2016年5月7日(土)〜15日(日)
■ 会場=大津市歴史博物館
■ 入場者= 974名

参加者

秋山文生・浅井文昭・新井知生・池田丈一・上木淳吉・うらゆかり・小多譲仁・片山龍一・加藤志津子・川井健司・北川和・衣笠泰介・金原京子・久保直美・小泉桂子・小泉里美・笹部紀子・渋谷信之・志水昌弘・下川まち子・下村千砂子・高田靖子・種池仁志・辻並啓子・鳥居宏・並河冨美代・初田寿・日花治子・フジイタケシ・藤原和子・藤原昌樹・藤原みどり・堀健・松田フサ子・まつもとやすこ・水嶋康宣・三谷幸雄・森本恭代・山田俊行・山中隆・よでん圭子
合計41名(立体:13名・ 平面:28名)


現代アート 琵琶湖

現代アート 琵琶湖

現代アート 琵琶湖

概況

 2016年5月7日(土)から15日(日)まで、大津市歴史博物館で会員と地元作家を含めた41名で展覧会を共同運営で開催しました。前回と同じ試みとして企画展示室A・Bの両室を使用し、広い会場での展覧会となりました。展覧会初日には、オープニングパーティーを開催し、関西在住作家や地域などと交流をはかりました。2日目午後、「現代詩人とアーティストが語るワークショップ」を開催し、詩人を講師に迎え、現代美術とコラボレーションしました。7日目午前、三井寺(天台寺門宗総本山園城寺)にご協力いただき、「巨大シャボン玉で造形遊び!」、同日午後には、会場内で作品に囲まれながら、「くるりんスティックを作ろう!」を開催しました。同じ造形意識を持ち、連動している「巨大シャボン玉」と「くるりんスティック」のワークショップを同日開催することで、幼児からお年寄りなど、分け隔てることなく、万人が作品を楽しめる環境が出来上がりました。このような取り組みにより、これからの作品の意義と新たな境地を見出す可能性への気づきと発見へ繋がりました。展覧会最終日には、ギャラリートーク「ギャラリー散歩」を開催し、出品作家と一般の参加者が作品鑑賞しながら、それぞれの言葉でアートに対する思いを語りあいました。また、昨年に引き続き「藤樹の里キッズアート」(7月27日〜29日 主催:藤樹の里キッズアート事業実行委員会 共催:高島市教育委員会・CAF.Nびわこ展実行委員会)、「美の糸口 アートにどぼん!」(11月3日 主催:滋賀県・(公財)滋賀県文化振興事業団)と事業連携し、藤樹の里文化芸術会館(高島市)では、学校では学べない美術を、教員と一緒に指導しました。滋賀県立近代美術館では、ワークショップの指導にあたる予定です。この公民連携は、新たなモデル事業として提案できたと共に高く評価されています。
 入場者数は974人で、丁寧に時間をかけて鑑賞する方が多く、展覧会の感想や表現者へ励ましのお言葉、今後の提案などなど、うれしいお声を多数いただきました。また、外国人の観光の場として、小・中・高等学校等の保護者や教員が美術教育の場、養護老人施設や他団体等が生涯学習の場として団体鑑賞を行うなど、恒例化しているところもあります。会場では、出品作家が作品を解説し、現代美術をより身近に感じてもらうこともできました。事前取材も多く、広報に力を入れたこともあり、テレビや新聞紙面を見て来場された方が多数おられました。また、画廊や企業からの協力・支援にも恵まれ、アートの力を実感しています。しかし、改善すべき点は数々あり、今回の反省点を克服できるよう、今後も運営努力を重ねていかなければ、と思っています。
 関西の美術関係者からは高い評価をいただき、また、地域の方だけでなく、多くの方々に興味を持っていただけたのも、皆様のご理解とご協力があってのことだと思います。ご支援、ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。(藤原昌樹)