現代美術展 2015 CAFネビュラ びわこ展

2015 CAFネビュラ びわこ展

記録

■ 名称=2015 CAF.Nびわこ展
■ 会期=2015年6月9日(火)〜14日(日)
■ 会場=大津市歴史博物館
■ 入場者=819名

参加者

浅井文昭・浅岡憲介・新井知生・池田丈一・上木淳吉・うらゆかり・小多譲仁・片山龍一・加藤志津子・金澤一水・北村香織・衣笠泰介・久保直美・小泉桂子・小谷節也・笹部紀子・佐野耕平・四宮 龍・渋谷信之・志水昌弘・下村千砂子・杉尾信子・種池仁志・辻並啓子・土橋晃・鳥居宏・並河冨美代・野口ちとせ・野見山由美子・初田寿・日花治子・フジイ タケシ・藤田マサヒロ+SEO・藤原和子・藤原昌樹・藤原みどり・堀健・松田フサ子・まつもとやすこ・水嶋 康宣・三谷幸雄・山崎良・山中隆・吉岡ちえこ・吉村 昌子・Claire Brugnon
(平面:25名 立体:21名 計46名)


現代アート 琵琶湖

現代アート 琵琶湖

現代アート 琵琶湖

概況

2015年6月9日(火)から14日(日)まで、大津市歴史博物館で会員と地元作家を含めた46名で展覧会を共同運営で開催しました。今回は初の試みとして、企画展示室A・Bの両室を使用した広い会場での展覧会となりました。展覧会初日(9日)には、オープニングパーティーを開催し、関西在住作家や地域などと交流をはかりました。13日午前には、三井寺(天台寺門宗総本山園城寺)にご協力いただき、ワークショップ「巨大シャボン玉で造形遊び!」を開催し、ワークショップの様子がNHKニュースで放送されました。同日午後からは、「現代詩人とアーティストが語るワークショップ」を開催し、詩人を講師に迎え、現代美術とコラボレーションしました。このような取り組みにより、これからの作品の意義と新たな境地を見出す可能性への気づきと発見へ繋がりました。展覧会最終日(14日)には、ギャラリートーク「鑑賞散歩」を開催し、出品作家と一般の参加者が作品鑑賞しながら、それぞれの言葉でアートに対する思いを語りあいました。また、昨年に引き続き「藤樹の里キッズアート」(7月22日〜24日 主催:藤樹の里キッズアート事業実行委員会 共催:高島市教育委員会・CAF.Nびわこ展実行委員会)、「美の糸口 アートにどぼん!」(11月3日 主催:滋賀県・(公財)滋賀県文化振興事業団)と事業連携し、藤樹の里文化芸術会館(高島市)と滋賀県立近代美術館でワークショップの指導にあたりました。この公民連携は、新たなモデル事業として提案できたと共に高く評価されています。
 入場者数は819人で、丁寧に時間をかけて鑑賞する方が多く、「ゆったりとした、すばらしい展覧会だった」「びわこ展を見に来ることが恒例化しています!」「今後も、継続開催してほしい」「現代美術がこんなに面白いとは思わなかった」「20歳代から80歳代!幅が広く、世代間交流もできてすごい!」など、鑑賞者から、このようなうれしい声を多数いただきました。また、小・中学校等の保護者や教員が美術教育の場として、養護老人施設や他団体等が生涯学習の場として団体鑑賞を行うなど、恒例化しているところもあります。会場では、出品作家が作品を解説し、現代美術をより身近に感じてもらうこともできました。事前取材も多く、広報に力を入れたこともあり、テレビや新聞紙面を見て来場された方が多数おられました。また、画廊や企業からの協力・支援にも恵まれ、関西での「CAF.N」の名が浸透しつつあることを前回よりも更に実感しています。しかし、改善すべき点は数々あり、今回開催での反省点を克服できるよう、今後も運営努力を重ねていかなければ、と思っています。
 関西の美術関係者からは高い評価をいただき、また、地域の方だけでなく、多くの方々に興味を持っていただけたのも、皆様のご理解とご協力があってのことだと思います。ご支援、ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。(藤原 和子)