2020 CAF.N びわこ展

びわこで現代美術

記録

■ 名称=CAF.Nびわこ展 −KUROGO Vol.1−
■ 会期=2020年7月3日(金)〜7月31日(金)
■ 会場=るーぶる愛知川
■ 入場者=68名

出品者

うらゆかり、片山龍一、志水昌弘、須知鏡子、 並河冨美代、初田寿、日花治子、フジイタケシ、藤原和子、藤原昌樹、藤原みどり、松田朋子、まつもとやすこ
合計13名(平面:7名・立体:6名)


記録

■ 名称=CAF.Nびわこ展 −湖の覚層Vol.1−
■ 会期=2020年8月1日(土)〜8月30日(日)
■ 会場=るーぶる愛知川
■ 入場者=84名

出品者

明地信之、浅井文昭、新井知生、池田丈一、稲葉広樹、上木淳吉、上田康宣、植野智子、宇高真智子、うらゆかり、小多譲仁、片山龍一、鎌田戸喜子、 貴志勉、北川和、金原京子、信ケ原良和、四宮龍、志水昌弘、下川まち子、須知鏡子、高島芳幸、高田靖子、鳥居宏、並河冨美代、ノブコ・ウエダ、初田寿、日花治子、福紀心、フジイタケシ、藤原和子、藤原昌樹、藤原みどり、細井その子、堀井杏子、堀 健、松田朋子、まつもとやすこ、松本かよこ、磨野郁子、水嶋康宣、三谷紘子、村上博、吉岡ちえ子、吉田正、よでん圭子、若林節子
合計47名(平面:27名・立体:20名)

びわこで現代美術

概況

 大津市歴史博物館で9月に開催を予定していた「2020CAF.Nびわこ展」はコロナの影響により中止 となりました。本年の運営は「2020CAF.Nびわこ展」とは別に新企画として小品展を〈るーぶる愛知川〉で開催する計画を進めていました。しかし、状況に合わせたコンセプトに変更し、この展覧会を作家のモ チベーションを保ち続けるため、また、コロナ禍におけるアートの役割を見出すため、コロナと闘う前向 きな姿勢となる象徴展と位置づけて「2020CAF.Nびわこ展プロジェクト」を進めました。〈るーぶる愛知川〉も当初は感染予防のため閉鎖をしていましたが、5月半ばに再開を決定。期待と不安が常に渦巻く環境の中、〈るーぶる愛知川〉と二人三脚で状況に合わせた柔軟な姿勢で、7月には「CAF.Nびわこ展 -KUROGO Vol.1-」として実行委員を黒衣と見立てた実行委員の展覧会を開催。8月には「CAF.Nびわこ展 -湖の覚層 Vol.1-」として47名の作家が集結し、愛知川観光協会と連携しながら自然な形で作家間の交流をはかることができました。また、滋賀県知事にお越しいただくなど、展覧会自体が地域の生活に溶け込み、地元住民や近隣の高校生などにも興味を持って鑑賞いただくことができました。作品そのものへ焦点を当て、純粋芸術として作品の存在を明確にする活動を継続したことで、アートの根幹にあるそれぞれのメッセージが地域と連携することにより可視化されたように思います。コロナ禍により世の中が再構築される中、現代美術と地域文化がコラボレーションできたことは大変意義あるものであり、11回目の開催にしてようやく実現できたと感じました。本展のワークショップや共催事業の「藤樹の里キッズアート2020」も残念ながら開催中止となりましたが、運営協力している藤樹の里文化芸術会館の「地元現代美術作家展 ニュー・ロケー ション」(主催:高島市、高島市教育委員会)は無事に会期を終えられました。コロナという大きな壁が立ちはだかった状況ではありましたが、アートの力で闘う姿勢は貫き通せたかと思います。
多くの方々に興味を持っていただけたのも、皆様のご理解とご協力があってのことだと思います。ご支援、ご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。(藤原昌樹)