DCAA定期展
概況
7月23日から28日まで、韓国大邱市でDCAA大邱現代美術家協会の招待によりCAF.N24名が、2024DCAA定期展<私達がしたいこと>に参加致しました。
大邱は、木槿や百日紅、向日葵が咲き、柘榴の実がなり、ベンチ付きの噴水が随所にある美しい街です。会場の大邱文化芸術会館は、緑豊かな頭流公園の中にあり、蜻蛉が飛び黄色い蓮が咲く聖堂池の側にあります。日本より低い声の蝉が一斉に鳴き、彫刻に囲まれた真白な建物に、2024DCAA定期展の大きな垂れ幕が掛かっていました。6室から13室までの会場で、私達の作品はDCAA11名の作品と共に13室に飾られました。各室テーマがあり、13室は부정NEgatio의 형태(否定NEgatioの形態)です。概念は「線を引いて形状を明確に表す行為を肯定、線を使っても形状をぼかしたり他の形状を類推するのを否定…現代美術における作家達の多様な実験方法が否定的な形といえる」です。形態と分野で様々な作品があり、天井の高い会場に大作が多く見応えがありました。23日開催の講演会「芸術と建築の間」「大邱現代美術家協会の課題と未来的展望」の間、韓国語の分からない私達の為にソン・ヒジュン氏と通訳として御子息が美術館のカフェでお茶をして下さりました。和気藹々と歓談し素敵な時間でした。
レセプションでは、DCAA会長チョ・ギョンヒ氏を始め、各要人のご挨拶の他、長沢氏が挨拶を致しました。渡韓者も紹介されました。エントランスホールに横断幕とDCAAの旗が飾られ、着席し厳かに行われました。記念撮影後、DCAA会員の車に分乗し、会食の会場、桂山聖堂隣の建物最上階へ移動致しました。私は副会長パク・ゴル氏の車で、歌とお話で楽しい一時でした。会食は数人ずつの円卓でバイキング形式でした。DCAAの創立メンバー、前会長、ソウルの美術団体等のご挨拶があり、何度も乾盃致しました。地元のお菓子をお土産に頂きました。
この展覧会は月刊大邱文化7月号(464号)、大邱日報、連合ニュース、ヨンナム日報に掲載され、7月25日にKBSニュースで紹介されました。
11月のCAF.N展にDCAA12名が参加し交流致します。
最後に、展覧会実施に当たられた長沢氏、ソン・ヒジュン氏と御子息、展示をして下さったDCAAの皆様、大変お世話になりました。展覧会開催に関わった全ての方々に深く感謝致します。
記録
- 名称=2024년 대구현대미술가협회정기기획 전시 <우리가 하려는 그 무엇>
- 会期=2024年7月23日~7月28日
- 会場=대구문화예술회관 6전시실 ー 13전시실
- 参加者=青木孝子・井崎聖子・犬飼三千子・大西房子・奥野由利・鹿島寛・金原京子・五嶋稔・古山由樹・さとうみゆ・城下万奈・硯川秀人・高野真木子・田島和子・丹澤和美・中川知美・長沢晋一・野村直子・早川由利子・平野雅子・細井その子・松尾一男・松本安良・和田喜代
- 参加人数=合計163名(CAF.N:24名・DCAA:139名)